こんにちは。行政書士の横山です。 中国の外交部(日本の外務省に相当)が、中国領事服務網のホームページで、 2021年1月時点の中国のパスポートで、ビザ免除またはアライバルビザなど、 「ビザ無し」に相当する国・地域のリストが更新されました。 (中国語ソース:持普通护照中国公民前往有关国家和地区入境便利待遇一览表(2021年1月1日更新) )中国領事服務網 次の3タイプに分けてリストアップされていますが、3のアライバルビザの場合は、手続きが若干増える以外は、 中国パスポート所持者にとって、利便性の違いはないでしょう。 中国と相手国間とのビザ相互免除国又は地域 中国パスポート所持者がビザ免除で渡航可能な国又は地域 中国パスポート所持者が、空港等でアライバルビザ(落地簽證)を取得可能な国又は地域 1.中国と相手国間とのビザ相互免除国又は地域アラブ首長国連邦(阿联酋)※ドバイ、アブダビ、フジャイラなど バルバドス(巴巴多斯) バハマ(巴哈马) ボスニア・ヘルツェゴビナ(波黑) エクアドル(厄瓜多尔) フィジー(斐济)※英語留学でも人気の国です。 グレナダ(格林纳达) モーリシャス(毛里求斯)※プレミアムビザについては、こちら。 サンマリノ(圣马力诺共和国)※日本からサンマリノを訪れる場合は、イタリアに入ってから入国することになります。 セイシェル(塞舌尔) セルビア(塞尔维亚) トンガ(汤加) ベラルーシ(白俄罗斯) カタール(卡塔尔) アルメニア(亚美尼亚) の15か国・地域 セーシェルはビーチリゾートとしてもお勧めです。観光地なので、中国のパスポート、予約済み航空券とホテルがあればビザなしで1か月滞在可能となっています。 2.中国パスポート所持者がビザ免除で渡航可能な国又は地域アジア亚洲(4か国)インドネシア(印度尼西亚)※アライバルビザと同時併用 韓国-済州島等(韩国-济州岛等地) ウズベキスタン(乌兹别克斯坦) オマーン(阿曼) ヨーロッパ欧洲(1か国)アルバニア(阿尔巴尼亚) アフリカ大陸 非洲(3か国)モロッコ(摩洛哥) フランス領レユニオン島(法属留尼汪)※モーリシャスの近くですね。とても良いビーチリゾート! チュニジア(突尼斯) アメリカ大陸 美洲(7か国)アンティグア・バーブーダ(安提瓜和巴布达) ハイチ(海地) 英領サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島(南乔治亚和南桑威奇群岛(英国海外领地)) セントクリストファー・ネイビス(圣基茨和尼维斯) 英領タークス・カイコス諸島(特克斯和凯科斯群岛(英国海外领地)) ジャマイカ(牙买加) ドミニカ国(多米尼克) 大洋洲(3か国)米領北マリアナ諸島-サイパン島等(美属北马里亚纳群岛(塞班岛等))※グアムは対象外なので注意!! サモア(萨摩亚) フランス領ポリネシア(法属波利尼西亚)※タヒチ島(塔希提島)が有名ですね。 の合計18か国・地域。 フランス領ポリネシアについてですが、タヒチ観光局のウェブサイトにも、「中国人観光客はビザ Visaなしでタヒチの島々を旅することができます。」 と書いてありますが、条件が付則されています。「認定済旅行会社を利用してポリネシアに滞在(経由)するすべての中国人観光客は、フランス領ポリネシアで、最長14日間の滞在までビザ Visaが免除されます。」とのことで、旅行会社の利用が必須のようです。ご注意ください。 グアムは、アメリカビザが必要です。ハワイと同じですね。アメリカビザ申請については、こちら→。 3.中国パスポート所持者が、空港等でアライバルビザ(落地簽證)を取得可能な国又は地域アジア亚洲(19か国)アゼルバイジャン(阿塞拜疆) バーレーン(巴林) 東ティモール(东帝汶) インドネシア(印度尼西亚)※ビザ免除と同時併用 カタール(卡塔尔)→相互免除国になりました。 ラオス(老挝) レバノン(黎巴嫩) モルジブ(马尔代夫) ミャンマー(缅甸) ネパール(尼泊尔) スリランカ(斯里兰卡) タイ(泰国) トルクメニスタン(土库曼斯坦) ブルネイ(文莱) イラン(伊朗) アルメニア(亚美尼亚) ヨルダン(约旦) ベトナム(越南) カンボジア(柬埔寨) バングラデシュ(孟加拉国) アフリカ非洲(15か国)エジプト(埃及) トーゴ(多哥) カーボベルデ(佛得角) ガボン(加蓬) ギニアビサウ(几内亚比绍)→停止されました。 コモロ(科摩罗) コートジボワール(科特迪瓦) ルワンダ(卢旺达) マダガスカル(马达加斯加) マラウイ(马拉维) モーリタニア(毛里塔尼亚) サントメ・プリンシペ(圣多美和普林西比) タンザニア(坦桑尼亚) ウガンダ(乌干达) ベナン(贝宁) ジンバブエ(津巴布韦) アメリカ大陸 美洲(2か国)ボリビア(玻利维亚)→停止されました。 ギアナ(圭亚那) スリナム(苏里南)→停止されました。が、最新情報では、ビザ相互免除になったようです。 英領セントヘレナ(圣赫勒拿(英国海外领地)) 大洋洲(4か国)パラオ(帕劳) ツバル(图瓦卢) バヌアツ(瓦努阿图) パプアニューギニア(巴布亚新几内亚) ヨーロッパ 欧洲(0か国)ウクライナ(乌克兰)→停止されました。電子ビザ必要。 以上合計40か国・地域 ビザ無し国の増減についてこのように、現時点で約70か国・地域で、 中国パスポート所持者に対するビザ無し(アライバルビザを含む)の対応が始まっていますが、 コロナや紛争(戦争)の影響により、かつてはビザ無しだったところが、停止されたりと、動きがあります。 例えば、ウクライナに行きたい中国人の方は、現在アライバルビザが停止となり、事前に、電子ビザ(电子签)の申請が必要になっています。 電子ビザ申請が可能な国電子ビザとは、申請時にパスポートを提出することなく、 オンラインで、申請書に記入し、必要書類のコピーを提出するシステムのビザです。 自宅に居ながらにして申請できますので、非常に便利です。 マレーシア(马来西亚) オーストラリア(澳大利亚) ニュージーランド(新西兰) トルコ(土耳其) シンガポール(新加坡) スリランカ(斯里兰卡) ジョージア(格鲁吉亚) インド(印度) などがあります。 もっとも、各国によって、適用条件や滞在可能日数が異なりますので、詳しい説明は、 中国領事服務網のホームページをご覧ください。 ビザ無しで渡航できる国がどんどん増えていく傾向にありますね。 今後も、チェックしていきます。 ビザが必要な国に行きたい場合は?オーストラリアの電子ビザ申請の手続きにつきましては、当事務所までお気軽にお問い合わせください。 参考ページオーストラリアビザ(日本語サイト)クオッカワラビー 澳洲签证(中国語)英国ビザ(中国人向け)アメリカビザ(中国人向け)メインページに戻る (责任编辑:) |